WindowsでPDFをPowerPointに変換する方法(編集できるスライドに)
PowerPointとMicrosoft EdgeにはPDFを編集できるスライドに変換する機能がなく、せいぜいページを画像としてスライドに貼り付けられる程度です。File Actureの「ファイルを変換」は、PDFをPC上で1ページ1スライドの.pptxに変換し、文字をまとまりごとに編集できるテキストボックスに入れ、何もアップロードしません。
2026年10月1日に更新読了時間 約7分
File Actureチーム
PDFしか残っていないプレゼン資料や、スライドにしたいレポート。いずれタイトルを直したり、数字を差し替えたり、数ページを再利用したりする必要が出てきます。スライドを1枚ずつ打ち直すのは大変ですが、WindowsにもPowerPointにもPDFをスライドに変換する機能はありません。このガイドでは、PowerPointとEdgeでできること・できないことと、File ActureでPC上に変換する方法を説明します。
WindowsのPowerPointでPDFをスライドに変換できる?
できません。PowerPointはプレゼンテーションを開くためのアプリで、PDFを文字が編集できるスライドに変換する機能は持っていません。せいぜいPDFのページを画像としてスライドに貼り付けられる程度で、見た目はページそのままでも、文字のようには編集できません。
Windowsにもこの穴を埋める機能はありません。Windows 11の既定のPDFリーダーであるMicrosoft EdgeはPDFの表示、注釈、印刷はできますが、PowerPointのプレゼンテーションとして保存することはできません。PDFからコピーしてスライドに貼り付けた文字は、レイアウトも画像も背景もない、文字だけの状態で入ります。
PDFから編集できるスライドを作るほかの方法は?
代わりになる方法は3つあり、どれにも欠点があります。
- Adobe Acrobat: PowerPointへの書き出しで編集できるスライドが作れますが、有料のAcrobatサブスクリプションが必要です。
- オンライン変換サービス: 変換はできますが、ファイルが他社のサーバーにアップロードされたうえでの話です。社外秘の資料を送る前に、オンラインのPDFツールは安全かを確認してください。
- ページの画像: 各ページを、たとえばSnipping Toolで画像としてキャプチャし、スライドごとに1枚ずつ貼ります。スライドを見せるだけなら十分ですが、中身は何も編集できません。
File ActureでWindowsのPDFをPowerPointに変換する方法
「ファイルを変換」はサイドバーのファイルグループにある最初のツールです。PDFをドロップすると検出された形式の行に認識結果が表示されます。変換先の形式でPowerPointプレゼンテーション (.pptx)を選び、変換をクリックします。複数のPDFをまとめてドロップでき、PowerPointがインストールされている必要もありません。このツールは逆方向にも使えます。PowerPointのプレゼンテーション(.pptx)をドロップすれば、PDFになります。
プレゼンテーションはPDFと同じ名前で拡張子だけが変わり(資料.pdf は 資料.pptx に)、選んだフォルダに保存されます。元のPDFは変更されず、既存のファイルが上書きされることもありません。
PowerPointファイルには何が入る?
PDFの各ページは、ばらばらの文字として貼り付けられるのではなく、それぞれ専用のスライドとして組み直されます。
- 1ページ1スライド: スライドのサイズはPDFの最初のページに合わせるので、ワイド画面の資料ならワイド画面のスライド、縦向きのA4レポートなら縦向きのスライドになります。サイズの異なるページは収まるように拡大縮小されます。
- テキストボックス: 文字はまとまりごとに、ページ上のもとの位置にテキストボックスとして置かれます。書き直すことも、書式を変えることも、移動することもできます。
- 画像と背景: ページ内の画像はもとの位置に残り、塗りつぶした領域、線、グラデーションは画像として文字の後ろに配置されます。
スキャンしたPDFやパスワード付きPDFも変換できる?
できます。スキャンした書類、書類を撮った写真、文字がアウトライン化されたページなど、テキストレイヤーのないページは、File ActureがWindows標準の文字認識で読み取るので、読み取った言葉は編集できる文字として入ります。認識にはPCにインストールされている認識言語が使われるため、インストールされていない言語のスキャンは、結果が空になったり精度が落ちたりすることがあります。文字認識には誤読がつきものなので、結果は読み間違いがないか確認してください。
パスワード付きのPDFは、AES-256で暗号化されたものも含め、パスワードを入力すれば変換できます。元のファイルのパスワードはそのままです。
プライバシーは守られる?無料版でできることは?
処理はすべてPC上で行われ、PDFがアップロードされることはありません。無料の実行回数を数えるために送るのは、ツール名、アプリのバージョン、匿名の識別子だけで、ファイル名や内容は決して送りません。変換をキャンセルしたり失敗したりしても、書きかけのファイルは残りません。
無料版ではPC 1台につき3回、1回あたり最大5ファイルまで実行できます。Proは買い切りで、1ライセンスで1台のPCに使えます。File ActureはWindows 10(バージョン1809以降)とWindows 11の64ビット版で動作します。
File ActureでWindowsのPDFをPowerPointに変換する方法
- 1
「ファイルを変換」を開く
File Actureを開き、サイドバーのファイルグループの最初にあるファイルを変換を選びます。
- 2
PDFを追加
1つまたは複数のPDFをウインドウにドラッグします。検出された形式の行で、PDFとして認識されたことを確認できます。
- 3
PowerPointを選ぶ
変換先の形式でPowerPointプレゼンテーション (.pptx)を選びます。
- 4
変換する
PDFにパスワードが設定されている場合は、パスワード欄にパスワードを入力します。そのあと変換をクリックします。
- 5
スライドを開く
保存された.pptxをPowerPointで開き、テキストをクリックして、ふつうのテキストボックスと同じように編集します。PDFは変更されません。
PDFを、編集できるPowerPointスライドに。PC上で、アップロードなしで。
無料で試せます · PCの中で動作
| 方法 | 必要なもの | 得られるもの |
|---|---|---|
| ページを画像としてスライドに貼る | PowerPoint | ページそのままの見た目だが、編集できる文字はない |
| Edgeからテキストをコピーしてスライドに貼る | 追加の準備は不要 | 文字のみ。レイアウトと画像は失われる |
| Adobe AcrobatでPowerPointに書き出す | 有料のAcrobatサブスクリプション | 編集できるスライド |
| オンラインのPDF→PowerPoint変換サービス | ブラウザ(アカウントが必要なことも) | アップロード後に得られる、編集できるスライド |
| File Acture「ファイルを変換」 | File Acture(無料で3回) | PC上で作られる編集できるスライド。アップロードなし |
よくある質問
WindowsでPDFを無料でPowerPointに変換できますか?
できますが、上限があります。File Actureの無料版は1回につき最大5ファイル、PCごとに3回まで変換でき、Proは買い切りです。PowerPointとEdgeにはこうした変換機能がなく、Adobe Acrobatにはありますが、サブスクリプションが必要です。
変換したスライドの文字は編集できますか?
はい。文字はまとまりごとにスライド上のもとの位置にテキストボックスとして置かれるので、書き直しも、書式の変更も、移動もできます。
スキャンしたPDFやパスワード付きのPDFもPowerPointに変換できますか?
はい。テキストレイヤーのないページはWindows標準の文字認識で読み取られ、パスワード付きのPDFは、AES-256を含め、パスワードを入力すれば変換されます。
出力はPPTですか、PPTXですか。どこで開けますか?
.pptxです。PowerPointの現行形式です。古い.pptを求められる場合は、.pptxをPowerPointで開き、その形式でコピーを保存してください。
PDFはどこかにアップロードされますか?
いいえ。変換はすべてPC上で行われ、元のPDFはそのまま残ります。